日銀がマイナス金利解除を決定しましたね
- マイナス金利解除とは
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銀行が日銀へお金を預けるときの金利がマイナスと言うこと。
すなわちお金を貸してるのに手数料を取られるという「マイナス金利」の状態
それなら銀行は日銀へ預けるのは損だから低金利でもいいから企業へ融資する方が儲けが出るのでそうしますよね
それによって企業が設備投資やサービスなどにお金がかけれるようになって企業業績に繋がる、それが経済促進へと循環していくのが目的です
物価上昇と実質賃金の上昇という二つの条件をクリアして17年ぶりの利上げへと踏み切りました。
それと同時にYCC(超短期金利操作)の撤廃も決める見通し。
強気な賃上げラッシュ
3月13日水曜日に春闘の回答が満額揃いでした
日本製鉄はそれ以上の回答でした
全体で5%を超える賃上げ率となりました
新規採用力というワードが出てきたように人材不足の今、他社より低い数字を出すと採用力が落ちてしまうので、全体的に相乗効果で上がっていった賃上げと言えるでしょう
「賃上げ」→「消費」→「値上げ」→「企業収益増」→「賃上げ」
この循環になるのが理想です
過去30年間賃金が変わってないと言われてきた日本
その現状は世界的に見ても異常と言えます
日本には昔から「終身雇用」という概念があるので
会社側が強気だったと言うのが理由の一つです
今の時代では「転職」「副業」が当たり前
「給料安いなら他社へ行きまーす」というスタンスの人が増えています
会社としても人材を確保するためには賃金を上げることは避けれなくなってきている「新時代」へと突入しています
ただ、賃金が上がってもそれをこれまで通り「貯金」や「タンス貯金」にしていては何の意味もないですが。。。。
稼いだお金はおおらかに使って、
余剰金は投資へ回すといった循環が円滑になれば経済は上手く回っていきますね
NISAが取り上げられてきた昨今で
以前よりは投資への認知が増えたといえどまだまだ実際に投資をしている人は少ない世の中です
これからもどんどん投資をする人が増えてくれるるといいですよね。
さて、マイナス金利解除をしたらどうなるの?という疑問ですが
第一に日銀はまだ利上げをするとは発表していません
あくまでもマイナス金利解除だけです
しかもそのことは少し前から話題になっていたのでもうすでに織り込み済みですので、実際に実行されてもあまり驚くような影響はないと見られます
変動金利の場合、住宅金利も上がりますが、ほんの少しでしょう。
合わせて賃金も上がっていくのでそれほど体感的に苦しい問題ではないはずです
仮に賃金は上がらないのに物価は上がる、どうしてくれるんだ?!
という状態が国民全体に広がるような事態になれば
日銀は利上げを撤廃します
なぜなら利上げの条件は「賃金と物価の上昇」これがセットだからです
今回のマイナス金利解除について植田総裁のテクニックは絶妙だな〜と感銘を受けました
市場に大きな衝撃が走らないようにジワジワと折り込ませていくが
最後まで期待を裏切らずきちんと実行もする
個人的にはすごく安心できるプロセスでした
なにせ17年ぶりと言うことで世間の戸惑いもあるとは思いますが
今回の日銀政策のおかげで摩擦は最小限に抑えられていると感じました。
これからも日本の経済がどんどん飛躍しますように